『西郷どん』序盤の薩摩編で物語の基盤を築いた子役たちの存在も見逃せません。西郷小吉(吉之助の幼少期)を演じた渡邉蒼は、当時13歳とは思えない圧倒的な目力と感情の起伏を表現し、視聴者に強い印象を刻みつけました。
渡邉蒼はその後、NHK連続テレビ小説『なつぞら』や映画、ミュージカルの世界で破竹の快進撃を続け、歌唱力と身体表現を兼ね備えた若手屈指の表現者へと成長を遂げています。当時の特番インタビューにおいて「鈴木亮平さんの現場での佇まいや集中力に強い影響を受けた」と語っていた少年が、2026年現在では次世代の日本エンタメ界を担う主要キャストとして映画やドラマの最前線に立っている姿は、大河ドラマが持つ「若手育成の場」としての価値を如実に物語っています。
また、西郷の長男・菊次郎の少年期を演じた城桧吏も、同年に映画『万引き家族』で世界的な脚光を浴びた後、順調にキャリアを積み重ね、確固たる演技派俳優への道を邁進しています。