現場で多くの親と接する管理栄養士が異口同音に語るのは、「量の数値にとらわれすぎないこと」の重要性だ。目安として、1食あたりの主食(全粥)は50〜80g程度、魚や肉などのたんぱく質は10〜15g、野菜・果物は20〜30gとされている。だが、これはあくまで指針に過ぎない。
大切なのは食材の「固さ」と「形状」である。指で軽く押すとスッと崩れる熟したバナナや、指先で簡単につぶせる絹ごし豆腐が理想的な固さの基準となる。大きすぎても丸飲みしてしまい、柔らかすぎても噛む練習にならない。この絶妙な固さの調整こそが、モグモグ期の調理における肝と言える。