アナウンサーとして円熟味を増していた2012年、阿部知代さんはフジテレビニューヨーク支局へ赴任しました。アナウンス室を離れ、海外特派員・ディレクター業務を兼務する異例の挑戦でしたが、上智大学英語学科出身の堪能な語学力をフルに発揮し、現地で目覚ましい成果を上げました。
ニューヨーク在勤中は、米国の政治・社会情勢の取材はもちろんのこと、世界最高峰のエンターテインメントであるブロードウェイミュージカルやメトロポリタン歌劇場、現代アートの動向を精力的に取材・発信。単なる事件報道にとどまらない、文化の奥深さを伝える上質なリポートは視聴者から絶賛されました。
現地のアート関係者やクリエイターとも深い親交を築き、この約3年間に及ぶニューヨーク生活が、彼女の知的好奇心と審美眼をさらに研ぎ澄ます契機となったことは間違いありません。