2018年公演および2026年公演において、神田沙也加さんと共にイライザ役を分け合ったのが、元宝塚歌劇団宙組トップスターの朝夏まなとさんでした。タイプの異なる2人の実力派女優によるWキャスト体制は、演劇界でも大きな話題を呼びました。
歴史ある帝国劇場の主演という巨大な重圧のなか、2人はライバルとして反目し合うのではなく、同じ難役に挑む同志として深い信頼関係を築いていきました。稽古場では互いの芝居を見守り、発声や解釈について意見を交わし合う姿が頻繁に見られたといいます。
朝夏さんが伸びやかでダイナミックなイライザを立ち上げたのに対し、神田さんは繊細な心理描写と可憐さ、そして芯の強さを際立たせるイライザを創り上げました。互いの個性をリスペクトし合いながら高め合った2人の関係性は、カンパニー全体の士気を高める大きな原動力となっていました。