滋賀県内の私立高校には、膳所高校などの上位県立校の併願先となる光泉カトリック高校(特選)や立命館守山高校、比叡山高校、近江兄弟社高校などが名を連ねています。滋賀県私立高校の偏差値ランキングという単一の軸で見れば、綾羽高校は偏差値帯としては下位グループに配置されるのが通例です。
しかし、進路指導を長年担当する教育関係者の見立ては異なります。進学校が「大学入試共通テストを突破するための座学偏差値」を競い合っているのに対し、綾羽高校は「社会に直結する専門技能と資格取得」に完全に特化しています。学業偏差値の序列では下位に位置していても、18歳時点での就職内定率や専門資格の保有率では、中堅普通科高校を大きく凌駕する逆転現象が起きています。
進学実績という看板にとらわれず、「高校を卒業した瞬間に即戦力として自立できる力を身につけさせたい」と考える現実志向の家庭にとって、この順位づけはマイナス材料にはなりません。