物語の中盤から最新エピソードにかけて、環と狼生の関係性は大きな転換期を迎えています。当初は「拾った猫の面倒を見る飼い主」のような距離感だった狼生ですが、環が自分以外の世界(学校生活や新たな人間関係)に触れて成長していく姿を見るにつれ、単なる庇護対象以上の独占欲や執着心を抱くようになります。
一方の環も、狼生が時折見せる大人の男としての無防備な色気や、バンドにかける真摯な情熱に触れ、彼への感情が「恩義や依存」から「恋心」へと決定的にシフトしていきました。
今後の結末考察において最大のポイントとなるのは、「環の自立と狼生のプロバンドマンとしての飛躍」です。互いに依存し合うだけの関係を脱し、対等な一人の人間同士として向き合ったとき、二人はどのような誓いを交わすのか。傷を抱えた二人が本当の愛を見つけるハッピーエンドに向かって、ドラマチックな山場が控えていることは間違いありません。