王道の少年漫画としてスタートした本作は、物語が進むにつれて世界政府の闇や奴隷制度、種族差別、歴史の抹消といった重厚かつダークファンタジーの趣を色濃く漂わせるようになった。そのシリアスな世界観の中心に鎮座するのが、ドラゴン率いる革命軍の戦いである。
原作者の尾田栄一郎が張り巡らせた無数の伏線は、クライマックスに向けて圧巻の回収劇を見せている。くまの壮絶な過去や、ボニーの運命、サボに継承された火の意志。ドラゴンが長年抱え続けてきた未解明の謎が紐解かれるたび、単なるファンタジーの枠組みを超えた社会派のストーリーテリングに世界中のファンが感嘆の声を上げている。