篠田三郎の名を全国の子供たち、そして家族連れの心に深く刻み込んだ代表作といえば、円谷プロダクションが制作した1973年放送の『ウルトラマンタロウ』だ。彼が演じた主人公・東光太郎は、朗らかで明るく、誰からも愛される青年の象徴だった。
特撮ヒーロー番組の歴史において、東光太郎というキャラクターが持つ眩しいほどの太陽のような魅力は異彩を放っていた。過酷なロケーション撮影や激しいアクションを体当たりでこなし、子どもたちの憧れの存在であり続けた。劇中での等身大の人間味あふれる演技は、単なるSFアクションの枠を超えたドラマ性を作品にもたらした。放映から半世紀以上が経過した今もなお、ファンの心に鮮烈に残り続けている。