山麓の蔵王温泉駅から山頂線へと続くロープウェイは、絶景シーズンともなると乗車待ちの行列が形成される。特に樹氷高原駅での「山麓線」から「山頂線」への乗り継ぎは、時間帯によって大きな混雑が発生しやすい。賢く立ち回るための最大の秘訣は、朝一番の始発便を狙うか、あるいは昼過ぎのピークアウトタイムを狙ったタイムスケジュールを組むことだ。
山頂に向かう山頂線フニテルに乗り換える直前、駅舎のテラス付近に目を向けてほしい。ここには知る人ぞ知る絶景撮影のアングルが隠れている。大空へと伸びる索道ワイヤーの先、白銀の斜面に整然と並ぶモンスターたちの雄姿と、遠くに広がる山形盆地のパノラマを同時にフレームに収めることができるのだ。山頂駅の混雑を避け、この中間駅周辺で丹念にシャッターを切るカメラマンが増えているのも頷ける。