連日作られる長い行列。客たちの目当ては、レンゲでひと口すすった瞬間に脳裏に焼き付く濃厚かつ深みのある極上スープだ。仕込みは店主がまだ街が眠る深夜から一人で行う。厳選された豚骨と鶏ガラをベースに、北海道産の根菜類を惜しみなく投入。火加減を分単位で調整しながら十数時間煮込み続けることで、雑味を一切感じさせない奇跡のコクを生み出している。
スープの表面を覆う上質なラードの膜が熱を閉じ込め、最後までアツアツの状態で味わえるのも大きな魅力だ。スープと深く絡み合う特注の中太ちぢれ麺は、熟成期間を日毎の気温に合わせて微調整。啜った瞬間の弾力と小麦の香りが、コク深いスープと完璧なハーモニーを奏でている。