原作者である石川雅之氏は、引き際について極めて自覚的でした。ダラダラと引き伸ばすのではなく、キャラクターたちが大学というモラトリアムから一歩踏み出すタイミングで物語を締める。これは創作の初期段階から想定されていたロードマップでした。
インタビュー等でも、作者自身が「やりきった」というニュアンスの発言を残しています。商業的な成功を収めた作品だからこそ、編集部側は引き伸ばしたかったはずですが、作者のクリエイティブな意思が尊重された結果の完結だったのです。これを打ち切りと呼ぶのは、あまりにも的外れでしょう。