フジテレビ系で放送され、日本中の社会現象となった刑事ドラマの最高峰『踊る大捜査線』。冷徹なキャリア官僚でありながら熱い正義感を胸に秘めた室井慎次というキャラクターは、彼にとって代名詞とも言える大役となった。しかし、その裏では役に没頭するがあまり、強烈なプレッシャーや葛藤と戦い続ける日々が続いていた。
過酷な撮影現場から家に戻った時、彼を静かに温かく出迎えたのは妻の笑顔だった。作品や役柄に対するストイックな姿勢を崩さない彼を尊重しつつ、ありのままの自分に戻れる場所を作り続けた家族の存在があったからこそ、あの歴史的なキャラクターは誕生し、今なお語り継がれる名作となったのだ。