今日、医療・ヘルスケア産業では、薬物療法だけに頼らない「デジタルセラピューティクス(DTx)」や非薬物アプローチの研究が加速している。スマホアプリを通じて視覚・聴覚に働きかけ、慢性的な痛みを軽減する試みはすでに実用化のフェーズに入った。
トシの画像ブームは、デジタルセルフケアの過渡期における予期せぬ社会的現象と捉えることもできる。人々は無意識のうちに、身近なデジタルデバイスを使って自らの苦痛をコントロールしようと試みているのだ。今後は科学的エビデンスに基づいたリラクゼーションアプリと、こうした親しみやすいカルチャー的要素が融合した、新しいヘルスケア体験が生まれるかもしれない。