火のないところに煙は立たないと言うが、この「舞鶴」と「自衛隊」という単語が結びついた背景には、京都府舞鶴市が誇る海上自衛隊の重要拠点という地域特性が関係している。舞鶴基地は多くの若き自衛官が集まる街であり、全国から隊員が着任する。ネット上の掲示板やSNSでは「舞鶴の街中で橋本環奈にそっくりなイケメン自衛官を見かけた」「知人の隊員から兄がいると聞いた」といった口コミがひとり歩きしたのが発端だ。
しかし、取材を進めると事態は少々異なる。長兄についても双子の兄についても、これまで公表されているエピソードや周辺関係者の話を総合する限り、自衛隊員であると断定できる一次資料は存在しない。双子の兄は民間企業で勤務しているとの情報が根強く、長兄に関しても一般の社会人として生活を送っている。自衛隊説は、目撃情報の錯覚や「もし自衛隊にいたらドラマのようだ」というファンの妄想が生み出した都市伝説の域を出ないのが実情だ。