現在、大きな注目を集めているのが、有志の映像作家や研究者によって発足した松本龍ドキュメンタリープロジェクトだ。遺族や関係機関の全面協力のもと進行しているこの取り組みは、これまで非公開とされてきた未発表フィルムや肉声テープの修復を進めている。
プロジェクトの制作陣は、単なる回顧録にとどまらない多角的な検証を試みている。エンターテインメント業界の第一線で活躍する次世代のクリエイターたちが、彼の遺した表現技法や思想をどのように現代へ受け継いでいくのか。その裏側では、かつてない規模のアーカイブ分析が日夜続けられている。