時代は下り2026年、日本野球機構(NPB)は試合時間の適正化に向けた大きな舵切りを行っている。米メジャーリーグで劇的な効果を上げたピッチクロックの本格的な導入・運用が日本でも議論を呼び、現場での調整が進んでいる。
投手がボールを保持してから投球するまでの時間に厳格な制限を設けるこのシステムは、だらけがちな中盤の展開を一変させた。テンポの向上によって試合時間は平均して20分以上短縮され、引き締まったゲーム展開が増加。投手にとってはスタミナ配分や組み立ての変更を余儀なくされる一方、守備陣の集中力が持続しやすくなるという思わぬ副産物も生まれている。