そうした絶望的な状況を打破する救世主として注目を集めているのが、製油各社が力を入れる長寿命フライヤーオイル開発事業の成果だ。従来の油に比べて酸化や熱劣化を起こしにくい成分配合を実現し、フライヤー内での使用可能期間を大幅に延ばす技術が実用化された。
実際にこの長寿命タイプのオイルと、フライヤー用ろ過器や抗酸化プレートを組み合わせることで、油の交換サイクルを従来の半分近くまで延ばす店舗が続出している。月間の使用量を削減し、実質的なコスト30%削減を達成した事例も珍しくない。銘柄選びの極意は、単なる「1缶あたりの安さ」ではなく、「何日間おいしく揚げられるか」という使用耐久性でコストを再計算することだ。