カラオケとカラオケボックスの違いとは?語源・歴史と使い分けを徹底解説

カラオケとカラオケボックスの違いとは?語源・歴史と使い分けを徹底解説

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「カラオケ」という言葉の語源は、劇団やラジオ放送業界の専門用語に遡ります。オーケストラの生演奏を配置する予算やスペースがない際、事前に録音した伴奏テープを再生して役者や歌手が歌う手法を、舞台関係者が「空(から)のオーケストラ」と呼んだことが発端です。

当時、NHK交響楽団や宝塚歌劇団の現場などで使われていた業界用語が、一般向けの演奏装置として世に出たのは1970年代初頭のことでした。1971年、神戸でバンド演奏を行っていた井上大佑氏が、客の歌唱用伴奏を収録した8トラックテープとアンプ、マイク、コインタイマーを一体化した世界初の歌唱用演奏装置「8J-11」を開発。この装置によって、プロの生バンドを雇うことなく誰もが主役になれる歌唱体験が誕生しました。井上氏は後に「カラオケを通じて人々にまったく新しい平和的な娯楽を提供した」として、2004年にイグ・ノーベル平和賞を受賞しています。

つまり、本来の「カラオケ」の定義はボーカル抜きの伴奏音源およびそれを再生する音響システムそのものであり、場所を指す言葉ではありません。初期のカラオケは、酒販店に併設された飲食店や温泉旅館の宴会場、スナックに置かれた1台のジュークボックス型機器として親しまれていました。

池田 達也
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池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。