有田氏はSNS上でも非常にアクティブであり、多くのフォロワーを抱えている。しかし、ネット上の熱狂と実際の投票箱の中身は必ずしも一致しない。アルゴリズムによって強化された「エコーチェンバー(共鳴室)」の中では支持者の熱気は高まるが、その外側にいる一般の有権者には、その声は届いていなかった。
むしろ、過激化するネット上の論争が、中道的な有権者を敬遠させる要因になった可能性すらある。特に若い世代は、特定のイデオロギー色に染まった政治家よりも、実利を重視する傾向が強い。彼らが求めたのは「誰かを糾弾する言葉」ではなく、「具体的な生活改善のロードマップ」だったのだ。