玉座そのものの造形が優れていても、設置されている部屋のスケールやバランスが崩れていては威厳が損なわれてしまいます。城や宮殿の内部に「玉座の間(スローンルーム)」を設計する際は、視線を玉座へと誘導する空間レイアウトを徹底しましょう。
玉座は床と同じ高さに置くのではなく、石のハーフブロックや階段を使って3段〜5段ほどの壇上(プラットフォーム)を設け、一段高い場所に鎮座させます。これにより、謁見の間へ足を踏み入れた瞬間に見上げるアングルが生まれ、空間全体に心理的な支配感と奥行きが生まれます。
また、玉座の間の天井高は最低でも7ブロック以上を確保し、等間隔に並べた柱(ピラー)によって縦のラインを強調するのがポイントです。光源は天井から吊るす巨大なシャンデリアに加え、玉座の背後の壁面をくり抜いて間接照明(シーランタンやフロッグライトを階段ブロックの裏に隠す手法)を仕込むことで、神々しい陰影を巧みに表現できます。