2000年代初頭、日本のテレビシーンに稲妻のような衝撃が走った。その原点と言えるのが、TBSテレビで放送された『池袋ウエストゲートパーク』だ。ストリートカルチャーとリアルな若者像を切り取った本作は、主演の長瀬智也が見せた圧倒的な存在感と相まって、単なるTV番組の枠を超えた社会現象となった。
勢いは止まらない。続く『木更津キャッツアイ』では、余命半年と宣告された主人公と仲間たちの日常を「表と裏」の回想形式で構築。プロ野球や若者の悪ノリを織り交ぜた独特の構成は、当時のドラマ界に革命をもたらした。本放送時の視聴率にとどまらず、DVDボックスの爆発的なヒットという異例のブームを生み出し、カルト的人気を不動のものにしたのだ。