「白い光の中に」で始まる原曲の美しさはそのままに、生徒たちが紡ぐ言葉は驚くほど泥臭く、そしてリアルだ。「配られたタブレットの充電が切れた」「Wi-Fiが遅くて授業が進まない」「マスクを外した素顔に最後まで慣れなかった」といった、デジタルネイティブ世代ならではの日常がユーモラスに描かれる。
綺麗事だけではない。受験への不安、部活動での挫折、そして将来への漠然とした焦り。そうした10代の生の感情が、替え歌というフィルターを通すことで、重くなりすぎずに吐き出されている。ある現役高校生は「普通の歌詞じゃ照れくさくて言えない感謝も、ちょっとふざけた歌詞にすれば歌える」と語る。