原作者のみやうち沙矢は、自身も犬と深く暮らし、トリマーとしての現場経験も持つ人物だ。それ故に、彼女の描く物語はフィクションの枠を超えた真実味を帯びている。作中に登場する「無駄吠え」「噛み癖」「分離不安」といったテーマは、実際の飼い主たちが日々直面する切実な悩みそのものだ。
よくあるペットものアニメのように人間側の都合で犬を擬人化するのではなく、正しい行動学に基づいた犬のしつけや、プロのドッグトレーナーが持つ思考プロセスを丁寧に描写した。犬のボディランゲージを観察することの大切さを説くストーリーは、どんなノウハウ本よりも実用的だと愛犬家たちから絶賛されている。