「背番号18」が持つドラマは、プロ野球の先発完投型エースだけに留まりません。異なるカテゴリーや他競技に目を向けると、また違った趣向の深い意味合いが見えてきます。
高校野球(甲子園)における背番号は、基本的にポジション別の固定制(1=投手、2=捕手……)が採用されています。そのため、エース投手は必然的に「1」を背負います。では甲子園における「背番号18」とは何を意味するのか。それは激しいベンチ入り争いを勝ち抜いた「第2・第3の主力投手」や「最後の切り札となる控え投手」が背負うケースが目立ちます。
近年の甲子園では投手の投球数制限や継投策が勝敗を分ける鍵となっており、18番を背負った投手が準決勝や決勝で救世主となる快投を見せるシーンも少なくありません。「1番のエースを支え、共に頂点を目指す影の主役」として、高校野球ファンの胸を熱くさせる番号となっています。
さらにサッカー日本代表における背番号18は、ストライカーや勝負を決めるアタッカーの象徴として親しまれてきました。かつては小野伸二氏が若き日に背負い、近年では浅野拓磨選手、三笘薫選手、上田綺世選手など、前線で決定的な仕事を果たすキープレイヤーたちが18番を纏ってピッチを駆け巡っています。野球のエースナンバーとは異なる文脈でありながら、「ここぞの場面で試合を決定づける存在」という本質的な共通項を見出すことができます。