2026年現在、スマートリングや脳波測定ヘッドバンドなど、睡眠をミリ秒単位で解析するデバイスが日常に溶け込んでいる。これらのデータが示すのは、夢を見ている時間帯、すなわち「レム睡眠」の割合が異常に高くなっているという事実だ。本来、人間はノンレム睡眠と呼ばれる深い眠りのステージで脳と身体を休める。しかし、スマートデバイスのログを見ると、深い睡眠が極端に短く、脳が活動状態にあるレム睡眠ばかりが連続しているケースが目立つ。
これは、身体は横になっていても、脳はフル回転で稼働し続けていることを意味する。朝起きたときに「8時間寝たはずなのに、まったく疲れが取れていない」と感じるのは、この脳のオーバーヒートが原因なのだ。