観光地感覚で立ち寄れる手軽さがある一方で、吾妻小富士はれっきとした高山帯に位置しています。平地との気温差は大きく、現地は福島市街地よりも常に8℃〜10℃前後低い環境です。夏場であっても火口縁は強い風が吹き荒れることが多く、体感温度は一気に真冬並みまで低下することが珍しくありません。
快適かつ安全に散策を楽しむための装備選びでは、以下のポイントを意識してください。
【足元(靴)の選び方】
サンダル、ヒール、厚底シューズは絶対に避けましょう。火口周辺は細かな火山岩や軽石が敷き詰められており、非常に滑りやすい斜面が続きます。最低でもグリップ力の高いスニーカー、理想的には足首を保護できるローカットまたはミッドカットのトレッキングシューズを履いていくのがベストです。
【服装と防寒対策】
風を遮るウインドブレーカーやマウンテンパーカーなどの防風アウターが必須アイテムとなります。夏場でも半袖1枚での行動は避け、吸汗速乾性のあるインナーに長袖シャツを重ねるレイヤリングを意識してください。春先や秋口(9月下旬以降)はフリースや薄手ダウンなどの本格的な防寒着が手放せません。
また、強風で帽子が飛ばされて火口内へ落下するトラブルが多発しています。あご紐付きのアウトドアハットを着用するか、風が強い時間帯はザックに収納しておく配慮が求められます。