駅から西へ足を伸ばすと、かつて西尾藩六万石の城下町として栄えた歴史の面影が今も色濃く残っている。復元された本丸丑寅櫓(うしとらやぐら)や二の丸大手門が聳え立つ西尾城址公園は、市民の憩いの場であり、観光の目玉だ。
駅前の喧騒からほんの十数分歩くだけで、静けさに包まれた歴史空間へと景色が様変わりする。四季折々の花々が咲き誇る庭園や、歴史民俗資料館での展示は、訪れる者に豊かな学びと癒やしを提供してくれる。駅を起点としたウォーキングマップの手軽さも相まって、週末にはカメラを手に散策を楽しむ人々の姿が絶えない。