「粘着力が強すぎて剥がす時に壁紙が破れた」「時間が経ったらベタベタした粘着剤が残って落ちない」といったトラブルは、壁面装飾における最大の不安要素だ。賃貸物件で後悔しないためには、粘着テープの仕組みを理解した正しい選択と、適切な取り外しプロセスが不可欠となる。
壁紙保護を最優先にする場合、粘着面が引き伸ばされることで綺麗に外れる特殊構造の製品を選ぶのが鉄則だ。代表的な例として挙げられるのが3M スコッチ はがせる両面テープである。このタイプの製品は、垂直方向の引っ張りには強い耐性を発揮する一方で、取り外し時にはタブを壁と平行にゆっくり引き伸ばすことで、壁紙表面の繊維を破壊せずに剥離できる仕組みになっている。
もし強固に固着してしまった場合は、無理に引き剥がしてはならない。ドライヤーの温風を数十秒あてて粘着剤を軟化させるか、糸(デンタルフロスなど)を壁とテープの間に差し込んでゆっくりスライドさせると、壁紙の表面剥離を防ぎながらきれいに取り外すことが可能だ。