資金力と独自の組織網で知られた岡山県の池田組の離脱も、神戸山口組の命運を決定づけた重要な局面だ。池田組は神戸山口組の財政的支柱として絶大な影響力を誇っていたが、相次ぐ幹部への襲撃事件と組織の将来への危機感から独立を宣言。自らの生き残りをかけて神戸山口組との関係を断ち切った。
主力組織であった山健組と池田組を相次いで失った神戸山口組は、事実上の骨抜き状態となった。内部幹部からの漏洩情報によれば、資金繰りの悪化と後継者不足が深刻化し、かつての威光は見る影もない。山健組や絆會、池田組といった離脱組織がそれぞれ異なる道を歩んだことで、ヤクザ社会の勢力図は完全に再編されたのだ。