石川県内のラーショを語る上で避けて通れないのが、能登エリアを中心とした店舗が果たしてきた役割だ。地域インフラが打撃を受けた際にも、いち早く暖簾を掲げ、温かい食事を提供し続けた姿は人々の記憶に強く刻まれている。
「温かいネギラーメンを食べたとき、ようやく生き返った心地がした」。当時の常連客はそう振り返る。厳しい環境下でも変わらぬ味を提供し続けた店舗は、単なる飲食店を超え、地域コミュニティを繋ぎ止める精神的支柱となった。その絆は今もなお深く、能登の店舗には復興の歩みとともに全国からファンが足を運び続けている。