フェリーを降りてわずか数分で、タイムスリップしたかのような歴史的街並みに出会えるのもこの土地ならではの特権だ。かつてキリシタン大名・大友宗麟が築城した臼杵城跡を中心に、白壁の武家屋敷が続く「八町大路」や畳屋町など、石畳の小道が風情豊かに残されている。
さらに車で約15分ほど内陸へ足を伸ばせば、平安時代末期から鎌倉時代にかけて彫られたと伝わる「臼杵磨崖仏(国宝・臼杵石仏)」が静寂の中に佇む。深田の里に彫られた数十体の石仏群は、その卓越した造形美と保存状態の良さで訪れる者を魅了してやまない。海から山へと繋がるこのシームレスな歴史回廊は、インバウンド客からも熱い注目を集めている。