日生学園の生活は、異常なまでの規律に支配されていた。朝は日の出前に叩き起こされ、上半身裸で雑巾がけを行う。ただの掃除ではない。床に顔がつくほどの姿勢で、大声を張り上げながら狂ったように手を動かし続けるのだ。少しでも声が小さかったり、動きが遅かったりすれば、容赦ない鉄拳制裁が待っていた。
私物を持つことは許されず、テレビや新聞、音楽といった娯楽は一切遮断された。手紙も検閲され、親へのSOSはすべて握りつぶされた。外界との連絡を絶たれた生徒たちは、次第に思考力を奪われ、ただ目の前の命令に従うだけのマシーンへと変貌していった。これこそが、学校側が意図した「更生」の正体だった。