日本最古の寺はどこ?飛鳥寺・四天王寺・法隆寺の真相を解明

日本最古の寺はどこ?飛鳥寺・四天王寺・法隆寺の真相を解明

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文献上の記録だけでなく、現地を訪れることで初めて実感できる歴史の生々しさがあります。

奈良の明日香村にたたずむ現在の飛鳥寺は、かつての大伽藍から見ればこぢんまりとした印象を受けるかもしれません。しかし、本堂に安置されている飛鳥大仏(釈迦如来坐像)の前に立つと空気が一変します。鞍作止利(止利仏師)によって609年に造立されたこの大仏は、火災や損傷を経験しながらも、1400年以上もの間「全く同じ位置」に座し続けています。台座の礎石も当時のまま発掘されており、まさに馬子や聖徳太子が見上げた同じ視線で大仏と対峙できる稀有な場所です。

また、ならまちに位置する元興寺(極楽坊)の屋根には、飛鳥寺から移築された際に運ばれた赤みがかった「行基葺き」の古瓦が、現在も雨露をしのいでいます。肉眼でも色合いの違いがはっきりと判別でき、当時の職人の息遣いが目の前に迫る感覚は現地ならではの醍醐味です。

中村 さくら
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中村 さくら

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。