夢グループは単なるおもしろ通販会社ではない。2026年現在も、その業績は堅調そのものだ。高齢者層をターゲットに絞り込み、あえて昭和レトロな雰囲気を残したCMを作り続けることで、デジタル移行に取り残されたシニア層の心をガッチリと掴んでいる。
彼らが販売するポータブルDVDプレーヤーや高反発クッションは、スペックだけを見れば大手家電量販店やAmazonで同等品が安く手に入るかもしれない。しかし、シニア層が買っているのは「商品」だけではない。「あの石田社長と保科さんがテレビで一生懸命紹介していたから」という、信頼と親近感を買っているのだ。かつら疑惑という親しみやすいフックがあるからこそ、顧客との心理的距離が極限まで縮まっている。