薬の劣化を防ぐ基本は「直射日光を避ける」「高温多湿を避ける」「子どもの手の届かない冷暗所に置く」の3点に尽きる。洗面所のように湿気がこもる場所や、直射日光が当たる窓辺、夏場に高温となる車内への放置は厳禁だ。冷蔵庫保管の指示がない限り、室温(1〜30度)の乾燥した場所で保管することが推奨される。
不要になった薬の捨て方にも配慮が欠かせない。日本薬剤師会などの専門組織は、誤飲防止と環境負荷低減を考慮した廃棄手順の周知を進めている。錠剤やカプセルは包装シートから取り出し、新聞紙やペーパータオルに包んで可燃ゴミとして処理する。液剤は紙パックなどに新聞紙を詰めて染み込ませ、排水口やトイレに直接流さないよう注意したい。河川への薬剤成分流出を防ぐためだ。