書類を綺麗に折ることができても、封筒への封入向きを誤ってしまうと、ビジネスマナーとしては片落ちになってしまいます。日本郵便の規格である「長形3号封筒(120mm × 235mm)」は、A4三つ折り用紙を納めるためのデファクトスタンダードです。受取人が封を開けて書類を取り出した瞬間の動きを計算し、最も心地よく読める向きで収めることが求められます。
【三つ折りの向き・表裏の基本ルール】
1. 折る順番:文書を表に向け、まず下側の3分の1を上に向けて折り、次に上側の3分の1を下に向けて折り被せます(上部が一番外側の前面に来る状態)。
2. 封入の向き:封筒の「裏面(差出人・封止め側)」を自分に向けた状態で持ちます。三つ折りにした用紙は、文書の書き出し(頭語・タイトル)が上側、かつ封筒の右側(または開封口側)に位置するように差し入れます。
3. 添え状(送付状)の重ね方:請求書や納品書など複数枚の書類を同封する場合、「添え状(送り状)」を一番上(前面)に重ね、すべての書類をまとめて一度に三つ折りにします。1枚ずつ個別に折ると、開封時にバラバラになり相手に余計な手間をかけさせてしまうためです。
このように封入することで、受け取った相手がペーパーナイフや手で封を開けて書類を引き出した際、自然と文書のタイトルや宛名が真っ先に目に飛び込んでくる導線が整います。