長らく地下の箱入り娘として描かれてきたフランドールに、近年最大の転機が訪れた。公式外伝作品『東方剛欲異聞 〜 水没した沈愁地獄』における彼女の抜擢だ。石油に似た黒い水を巡る異変の最中、地上を揺るがす強大な敵に対抗するため、彼女は「最終兵器」として解き放たれる。
幽閉を解かれた彼女は、かつて危惧されていた暴走の塊ではなく、極めて明晰で無慈悲な戦闘者としての相貌を見せた。対話不能とされた難敵を前に、冷淡かつ正確にその急所を破壊する姿は、これまでの「ただ暴れ狂う幼き狂気」というステレオタイプを粉々に打ち砕いた。それは彼女が成長した証なのか、あるいは長き幽閉の中で完成された冷酷な知性なのか。ファンの考察は今も白熱している。