二人の関係の原点は、1990年代末にまで遡ります。もともと木村拓哉さんは、芸能界入り前の小・中学生時代から工藤静香さんの大ファンでした。当時、おニャン子クラブの派生ユニット「うしろ髪ひかれ隊」やソロ歌手としてトップアイドルに君臨していた工藤さんは、2歳の年齢差(工藤静香さん1970年生まれ、木村拓哉さん1972年生まれ)以上に、木村さんにとって遥か雲の上の憧れの存在だったと関係者は証言します。
決定的な接点が生まれたのは、1998年12月に放送された国民的バラエティ番組『SMAP×SMAP』での共演でした。その後、共通の知人を介して共通の趣味であるサーフィンを通じて意気投合。千葉や種子島の海で人目を忍びながら重ねたセッションが、二人の心の距離を一気に縮めました。当時、サーフィンの師匠的存在でもあったプロサーファー仲間は「海の上では芸能人の肩書を脱ぎ捨て、一人の自然人として自然体で向き合っていた」と述懐しています。
日本中を揺るがしたのが、2000年11月23日の電撃発表です。さいたまスーパーアリーナでのコンサート終了直後、木村さんは単独で緊急結婚会見を開きました。当時28歳、人気絶頂のトップアイドルが妊娠4ヶ月(授かり婚)での結婚を発表した衝撃は計り知れません。詰めかけた報道陣から「お相手は工藤静香さんですか?」と問われた際、木村さんが間髪を入れずに放った「それ以外に誰がいますか」という言葉は、平成芸能史に残る伝説の名言として今なお語り継がれています。同年12月5日に正式に入籍を完了し、二人は激しい世論の嵐の中へと船ぎ出しました。