TBS移籍後、南波雅俊アナウンサーの名を一躍全国区に押し上げたのが、朝のバラエティ番組『ラヴィット!』での大ブレイクです。番組内で披露されるB'z・稲葉浩志さんのボーカルモノマネは、単なる余興の域を遥かに超えた完成度を誇り、SNSで瞬く間にトレンド入りを果たす恒例企画となりました。
マイクスタンドの捌き方やシャウトの再現度、ハイトーンボイスの伸びに至るまで完璧に研究し尽くされた歌唱力は、視聴者に強烈なインパクトを与え続けています。しかし、彼が支持される本質的な理由は「歌の上手さ」だけにとどまりません。
最大の魅力は、「バラエティでどれだけ体を張っても、アナウンスブースに戻れば完璧な原稿読みとスポーツ実況をこなす」という圧倒的な技術的ギャップにあります。夕方の報道番組『Nスタ』や『SASUKE』、プロ野球中継などで見せる滑舌の明瞭さ、状況判断の速さ、ボキャブラリーの豊富さは民放アナウンサーの中でも屈指のレベルに達しています。ふざけているように見えて根底には職人技があるという安心感が、幅広い年代の視聴者を惹きつける要因となっています。