ぶら下がり会見(ぶら下がり取材)とは、主に政治家や中央省庁の幹部、大企業のトップなどが移動するタイミングを捉え、記者が立ったままで短時間の質問を行う取材形式を指します。あらかじめ机や椅子が用意された会見場ではなく、首相官邸のエントランスホールや国会議事堂の廊下、政党本部のエレベーター前などで行われるのが一般的です。
このユニークな呼び名について、ぶら下がり会見の由来は「歩きながら移動する要人に、大勢の記者がまるでぶら下がるように群がり、必死にマイクや録音機を突き出して追いかけた姿」にあります。果物の房のように記者が群がる様子、あるいは満員電車のつり革にすがる姿に見立てられたことが語源とされています。
形式としては簡素な立ち話取材ですが、事件や国際情勢が急変した際、政府の最高責任者が「今まさにどう判断しているのか」をリアルタイムで確認できる極めて重要な情報収集の機会となっています。