手軽さゆえの落とし穴も存在する。「短時間だからと無理な負荷をかけたり、フォームを崩したまま回数だけをこなしたりするのは本末転倒です」。そう指摘するのは、現場で市民の指導にあたる健康増進指導員だ。
最も多い失敗が「まとめやり」によるオーバートレーニングだ。平日にサボった分を休日にまとめて行おうとすれば、関節や腱に過度な負担がかかり怪我の原因になる。また、水分補給を怠ったまま強度の高い動きを急に行うこともリスクが高い。自分の基礎体力を正しく把握し、違和感を覚えたら即座に強度を落とす柔軟性が不可欠だ。「毎日少しずつ、正しい姿勢で」という基本を外しては、期待されるメリットは得られない。