輸入穀物価格の高止まりと為替変動リスクを受け、日本国内の農業現場でも劇的なシフトが起きている。北海道の広大な農地をはじめ、九州や東北の休耕地を活用した国産高級豆の栽培が急増中だ。
特に注目を集めているのが、和菓子向けの大納言小豆や高級豆腐用の特定品種だけではない。近年では、欧米の最高級スペシャルティコーヒー市場や国内のクラフトフード市場に向けた、こだわり抜いた有機栽培や環境配慮型栽培のプロジェクトが各地で花開いている。地産地消の枠を超え、アジアや欧州のハイエンド市場を直接ターゲットに見据えた輸出戦略を打ち出す若い農家グループも登場。日本の緻密な栽培技術と品質管理が生み出すプレミアム豆は、国際舞台でも異彩を放ち始めている。