メディア・プロジェクトの世界でも、この「幹部型」のリーダー像は常に強烈なドラマを生み出してきた。米メディア界を支配する骨肉の権力闘争を描き、エミー賞を席巻した名作ドラマ『サクセッション(キング・オブ・メディア)』。作中で描かれる巨大メディア帝国の創業者ローガン・ロイの苛烈なまでの現実主義と統率力は、ESTJ的なエネルギーの極北と言える。
圧倒的なカリスマで市場をねじ伏せる一方、周囲に一切の甘えを許さない姿勢は、時に後継者たちとの致命的な断絶を生む。エンターテインメントが浮き彫りにするのは、規律を愛する者が直面する「孤独」という影の側面だ。強権的なリーダーシップがもたらす果実と代償のリアリティは、現代の視聴者を惹きつけてやまない。