テレビバラエティの黄金期を築き上げた「お笑いBIG3」の動向は、いまや芸能界全体の構造改革と直結しています。長寿番組の幕引きを自ら選び、知的好奇心を刺激する特番を中心にマイペースな出演を続けるタモリ氏や、独自の映画制作・文筆活動に軸足を移したビートたけし氏など、それぞれの美学に基づいたフェードアウトが進行中です。
一方で、いまなお現役の最前線でひな壇芸人を回し続ける明石家さんま氏のバイタリティは異例中の異例と呼べます。しかし、業界内では「レジェンドたちの勇退劇は、テレビというメディアが次のフェーズへ進むための不可避な通過儀礼」と冷静に受け止められており、彼らが残した膨大な話芸の遺産をいかに現代風にアップデートするかが後進の課題となっています。