1978年の「ガンダーラ」の大ヒットは、日本のリスナーにとってひとつの体験的衝撃だった。シルクロードへの郷愁を誘う抒情的なメロディは、テレビドラマ『西遊記』のエンディングテーマとして流れるやいなや全国へと浸透。続く「モンキー・マジック」では斬新なシンセサイザーの導入とダンサブルなビートで若者たちを熱狂させた。
そして1979年の劇場版アニメ『銀河鉄道999』の主題歌。劇場を出た観客の心に爽快な余韻を残すこの楽曲は、シングルチャートで首位を獲得し、アニメソングの概念を「子ども向けのもの」から「大人の鑑賞に耐えうるメインストリームのポップス」へと昇華させた。一連のメガヒットは、タケカワが持つ卓越した旋律構築の才能なしには生まれ得なかった。