篠山紀信はかつて、写真とは「時代」と「身体」が交差する場所、すなわち「時体(ジタイ)」であると語っていた。彼が残した何百冊もの写真集は、そのまま日本の半世紀以上の歩みを記録した巨大なタイムカプセルにほかならない。
没後2年が経過した2026年、私たちはあらためて彼が拓いた表現の地平の広大さに直面している。一冊の写真集をめくるたび、そこには失われた時代の熱気と、二度と戻らない一瞬の光芒が永遠の命を与えられて息づいている。篠山紀信のクリエイティビティは、古びるどころか未来に向けてますますその輝きを増していくはずだ。ページをめくる指先が捉える感動は、これからも終わることはない。 (出典: 篠山 紀信 写真 集(Yahoo!ニュース))
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