致死率40%の猛威…クリミア・コンゴ出血熱の症状・感染経路と予防法

致死率40%の猛威…クリミア・コンゴ出血熱の症状・感染経路と予防法

今注目を集めている 致死率40%の猛威…クリミア・コンゴ出血熱の症状・感染経路と予防法について、多角的な視点を分かりやすく掲載しています。

現在、国際的に広く承認された確立された特異的治療法や世界共通の有効なワクチンは存在しません。ブルガリアなどで局所的に不活化ワクチンが使用されている例はあるものの、国際的な有効性・安全性のエビデンスが確立した標準ワクチンは実用化されていないのが現状です。

医療現場での対応は、輸液管理、電解質補正、血小板や新鮮凍結血漿の輸血といった対症療法(集中支持療法)が中心となります。抗ウイルス薬「リバビリン(Ribavirin)」の投与が初期段階で検討されることが多く、経口または静脈注射によって一定の致死率低減効果が期待されていますが、早期投与が極めて重要となります。

特効薬がない以上、感染を防ぐ「予防対策」の徹底が最大の防御策です。流行地域を訪れる際は、以下のマダニ回避術を確実に実践してください。

・防護性の高い服装:野外や農村部では、長袖・長ズボンを着用し、ズボンの裾を靴下やブーツの中に入れます。マダニを目視で見つけやすいよう、明るい薄い色の衣服を選ぶのが鉄則です。
・高濃度忌避剤の活用:露出する皮膚にはディート(DEET)やイカリジンが高濃度で配合された虫除けスプレーを使用し、衣服にはペルメトリン製剤を処理することが極めて有効です。
・動物や生肉との接触回避:農家や市場、屠畜場などにおいて、家畜の血液、内臓、体液に素手で触れる行為は絶対に避けてください。肉類は中心部まで十分に加熱調理されたもののみを摂取します。
・帰宅後のボディチェック:野外活動後は、首周り、脇の下、足の付け根、膝の裏などにマダニが吸着していないか入念に確認してください。もし吸血中のマダニを見つけた場合は、無理に手で潰したり引き抜こうとせず、専用器具や医療機関で皮膚ごと安全に除去することが二次感染を防ぐ鍵です。

橋本 菜々子
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橋本 菜々子

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。