一般的な大衆居酒屋の客単価が3,500円〜4,000円前後に上る中、「新時代」の平均客単価は2,000円台前半にとどまる。一見すると効率が悪いように思えるが、ここにも独自の計算が働く。客単価が低いため心理的ハードルが下がり、週に何度も通う「日常使い」の顧客が急増するのだ。
加えて、ドリンクの提供スピードと活気ある店内環境が適度な緊張感を生み、ダラダラと長居する客が少ない。結果として1卓あたりの回転数は1夜に3〜4回を記録する。客単価の低さを圧倒的な回転数でカバーし、最終的な店舗利益では高価格帯の居酒屋を遥かに凌駕する。大手チェーンが指をくわえて静観するしかない黄金比率がここにある。