予約を取っていない状況で「今すぐ美味しいものが食べたい」という局面において、現場で何が起きているのでしょうか。都内主要駅周辺の飲食店街を取材すると、ディナー当日予約なしで名店に入店できている人々には共通の行動パターンが存在することが分かりました。
繁華街の路地裏で連日満席を誇るイタリアンバールの店主は、取材に対し次のように現場の実情を明かします。
「19時から20時のゴールデンタイムは数日前から埋まりますが、17時開店直後の90分間、あるいは20時45分頃の入れ替えタイミングには、カウンターにぽっかりと2席空きが出ることが日常茶飯事です。電話一本、もしくは直接店頭で『20時半までなら大丈夫ですか?』と滞在可能時間を添えて尋ねてくれるお客様は、店側としても非常に案内しやすいです」
また、近くのレストランネットの反応をSNSや掲示板で詳細に分析すると、評価の高い店舗ほど「飛び込み客への対応の丁寧さ」が口コミで言及されています。雑居ビルの上階に構える夜ご飯近くの美味しい店は、一見入りづらい佇まいである一方、一度扉を開ければスタッフの細やかな目配りと出来立ての料理が迎えてくれるケースが目立ちます。