ネット上のドライブ掲示板やSNSでは、「名神高速(京都東〜京都南)が混んでいる時は京滋バイパスに逃げれば必ず早い」という言説が定説のように語られがちです。しかし、道路交通ジャーナリズムの視点から見れば、これは危険な思い込みと言わざるを得ません。
名神高速道路迂回ルートとして京滋バイパスを選択する車が短時間に殺到すると、瀬田東JCTおよび大山崎JCTの流入キャパシティを一瞬で超過します。京滋バイパスは片側2車線が基本であり、高架やトンネル区間が多いため路肩退避スペースが狭隘です。そこへ過剰な交通量が流れ込むことで、速度低下からサグ部での追突事故を誘発し、本線以上の壊滅的なボトルネックを自ら作り出してしまう構造的脆弱性を抱えています。
「名神が詰まっているからバイパスへ」と短絡的に舵を切るのではなく、京滋バイパス自体の交通密度や大山崎JCT規制状況、瀬田東JCT渋滞の有無を事前に照合することが不可欠です。